東京から

2007年12月25日コメント (4)
いま東京にいます。
かずちゃんは仕事なので
かずちゃんちで一人です。
クリスマスケーキを焼きながら
パソコンをしてのんびり。



1ヶ月半ぶりのかずちゃんは
やっぱり最高にかっこいい。
会えた瞬間、
涙が溢れて
喋れなかった。
そして動けなかった。
かずちゃんは泣き止むまで
あたしの頭をよしよししてくれてた。



夜はかずちゃんの腕の中で眠った。
たくさん話したいことがあったのに
もったいないことしちゃったな。
でもやっぱり
かずちゃんの隣はほっとするんだ。



あぁなんだか…
自分のパソコンじゃないと
うまく書けないや。
ほんとはもっともっと
嬉しい気持ちでいっぱいなのに。



帰ったらゆっくり書こう。
忘れたくないことが
たくさん たくさん。



今日は1年記念日。
クリスマスプレゼントも
今夜あげるの。
これは内緒だけど。
おいしい夕飯も作って
『おかえりなさい』ってするんだ。



幸せで 楽しみ。


 
が始まって
もう1ヶ月が過ぎた。



おむかいさん、じゃなくなったかずちゃん。
東京の人になってしまった。



かずちゃんに会えない毎日も慣れたもので
実験とかバイトとか
学生のあたしは忙しく



それでもふとした瞬間に
あの暖かい笑顔を思い出すんだ。
そのたびに胸がきゅうっとなる。



あたしの生活には

「ふとした瞬間」

が多すぎて
遠距離恋愛の醍醐味は
あたしにはまだわからないよ。



旅立つまでの数週間
あたしたちは毎日のように会った。
あたしの実験が遅くまでかかっても
かずちゃんが残業になっても



何をするわけでもない
缶コーヒー片手にたわいもない話
楽しいはずなのに
ちょっぴり辛かった。



東京に行く日は
見送りには行かなかった。
泣くのはわかっていたから。
そのために何週間もかけて
「離れる準備」をしたんだもん。



永遠の別れじゃない。
飛行機に乗ればすぐに会える。


偶然を装った
『おはよう』
は、できなくなったけど

バイトのあとの
「お疲れさん」
は、電話越しになってしまったけど



がんばろうと思う。
寂しいのは
あたしだけじゃない。
かずちゃんだって
あたしと同じ気持ちでいてくれてると信じて。



もうすぐクリスマスだ。
去年のあの日、
奇跡が起きたんだ。



あの日

『もう何もいらない』

確かにそう思ったのに

『一緒に過ごしたいな』

なんて

いつのまにか
欲張りになったあたしは
東京でクリスマスを過ごすことにした。



そう決まったのは
ついこないだのことで
かずちゃんが
仕事を調整してくれたから
実現すること。



電話やメールは毎日してるけど
会うとなると
いろいろ面倒だ。

そんな距離に 早く慣れなくちゃ。



毎日飲んでた
あの缶コーヒーは
砂糖入りなのに
なんでかほろ苦くって


あのときのあたしの気持ち
思い出すから
とうぶんいらないや。
かずちゃん。



お向かいのお兄ちゃん。



ちっちゃな頃から
ずっとそばにいた。



どこに行くのも
何をするのも
いつも
あなたの後ろについてまわって



危ない道は
手を取ってくれた。
暗い場所は
歌を歌ってくれた。




好きと気付いた9年前から
あなたに恋人ができたって
どんなに辛くたって
悲しくたって





あたしたちは
一番そばにいた。





想いが通じた
あの奇跡の日。





あの日から
毎日が幸せで
毎日が夢みたいで




ずっとずっと
一緒にいられると
そう思った。





「転勤になったんだ。
 今月いっぱいで
 東京に行くんだ。」





静かに、
だけど
確かにそう言った。




そんなの嘘だ。




かずちゃんは
遠くに行ったりなんか
絶対しない。
あたしたちが
離れるわけない。




あたしは子供みたいに
泣きじゃくった。




かずちゃんは
抱きしめてくれたけど
「嘘だよ」とは
言ってくれなかった。

 
 
 
 
夏休みは
たっくさん泳いだ!
プールや海や
川なんかにも行った。



ぜんぶ
友達と、だけど。
かずちゃんには
こんな水着姿、
絶対見せられません。





水着姿を見た友達が
気にしてるとこついてきた。
それコンプレックスなんだよー。



☆…☆




水着はすっごく可愛いのだ!
形は普通のビキニだけど
パステルカラーの
マルチボーダーで
ビーズでできてるの。
すごい気に入ってるから
みんなに誉められて満足。




かずちゃんに
その話をしたら、





「おれも見たいなぁ」





と、つぶやいた。






『…ほほぉ。』



「やべっ、
 おれ今変態っぽい?」





なんていうか…
恥ずかしかった…。




かずちゃんもやはり
普通の男の子なんだろうか。
いや男の子なんだけど。





恥ずかしいけど
そっち系のこと
考えてたりするんだろうか。





…だめだめだめ!
ひなのバカ!
煩悩退散〜!!

 
 
 
 
 

キス

2007年9月13日
二人で
浴衣を着て
手をつないで歩いた
花火大会。




かずちゃんと
二人で花火をみること
ずっとずっと
憧れてきた。




それがあの日
叶ったんだ。
嬉しくて
新しい浴衣買って。
白地に赤紫の縦線(?)で
レトロで可愛いやつ。



キラキラの髪飾りは
かずちゃんが買ってくれた。





新しい浴衣と
可愛い髪飾りで
おめかししたあたしを
ベタ褒めしてくれた。





「可愛すぎてびっくりした
 毎日浴衣で…」





嬉しいけど、
それはちょっと無理(笑)





二人でいると
楽しくて
でもあたし
食いしん坊だからさ
屋台でたくさん食べちゃって…。





いかやきでしょ、
やきそばでしょ、
わたあめ りんご飴
フランクフルト
たこ焼き…




浴衣、苦しかったもん…。
かずちゃんも
たいがい大食いだけど
あたしも
負けてないぞ。





花火、綺麗だった。



まるで
キラキラが
降ってくるみたいで





『綺麗だねぇ』



「うん、感動するな」





あたしたちは
ずっと手を握っていて
いつもより
少しだけ
くっついていた。




好きな人が
同じ気持ちで
同じものを見ていて。





好きだなぁ。





そう、素直に思いました。





幸せな帰り道。
鼻歌まじりで
土手をゆっくり歩いてたら
突然
かずちゃんが立ち止まった。






どうしたんだろう?と
見上げると
すごく
優しい顔をしていて






右手が
あたしの頬を
包んで





あたしたちは
キスをした。





キスなんて
22年間生きてきて
一度もなかったからね




キスするんだ、ってわかった瞬間
泣きそうになった。





でもその前に
呼吸をどうしていいか
わからなくて
…息止めた!





顔を離したとき




『ぷはっ』





ってなって。
かずちゃん、
ビックリしてた…。
ショック。





それから目が合って



恥ずかしいのと
嬉しいのと


感動で




かずちゃんに
抱きついたんだ。
ぎゅーって。
もちろん号泣して。





好きだよって
その言葉が
更に響いて





キスって
こんなにドキドキして
こんなに幸せなんだね。





今思い出しても
胸が熱くなるよ。

 
 
 
 

近況報告

2007年8月4日
本当に久しぶりな日記。
ひなの誕生日辺りから
全く書いてないから…
5ヶ月ぶりくらい。
ひえー。





4月から
院生になったあたしですが、
毎晩日付が変わるまで
研究室にこもっています。
実験が終わらない…。




でもやっと
今日から夏休みです☆
登校日とかあるけど
それでも十分。
すごく気が楽〜。





かずちゃんとは、
なんと8ヶ月目!
あっと言う間です。
けんかもせず
のほほんと過ごしてます。





誕生日のこととか
毎月の記念日のこととか
書きたいことが
もりだくさん。





すこしずつ
書いていけたらいいなぁ。

 
 
 
 

一息

2007年3月1日
お久しぶりです。
みなさんお元気だったでしょうか。
ひなは元気です。





論文が終わって数週間。
先日
論文発表が終わりました。
これでやっと
全てのことが終わりました。





忙しすぎて…
というか、
実験が溜まりすぎて
発表の準備もあったし
全く遊べてません。





実は
バレンタインも
会えませんでした。
もちろん2ヶ月記念も。





ずっと会ってないから
寂しくて限界。





だけどね、
週末は
あたしの誕生日。
なので
小旅行に連れて行ってくれるんだそう。
行き先は秘密。






あたしは
そのときに
バレンタインのお菓子を
あげようと思ってる。
驚かせるつもり。
何を作ろうかな。
ラッピングも買わなくちゃ。





これを楽しみに頑張れたから
今からもう眠れないくらい
ドキドキしてるよ。

信じる

2007年2月7日コメント (3)
あたしの好きな
あのひとは




誰よりも 誠実で



誰よりも 優しくて




誰よりも あたしを好きで





分かってたことなのに





忘れてしまいそうだった。





もう大丈夫。
あなたを信じています。

誰?

2007年2月2日コメント (3)
不安で
悲しくて
寂しくて






絆を
確かめたかった。






だから
帰りを待った。







車の音がして
玄関を出ると
あなたが帰ってきた。






車に乗ると
あの花と
同じ匂いがした。





甘い。







信じられない。





なんで車に乗せるの?







分からない。
怖い。






あなたが好きなのは、誰?

名前

2007年1月31日コメント (2)
名は体を表す、と
昔の人が言ったらしいけど
あたしはそうは思わない。





素敵な名前の人が
素敵かどうかなんて
そうは限らないと思う。






でも





あの
美しい人は
美しい花と
同じ名前だった。






甘い香りも
あの人と同じ。







ピッタリだなって
感動したのを
今でも鮮明に覚えている。







食事中に


かずちゃんが席を立った。






かずちゃんの
携帯が机の上で震えて。






見なければいいのに
見てしまった。







画面に写ったのは
あの美しい名前だった。

幸せのお返し

2007年1月26日
あたしを好きだと
抱きしめられた
あの夜から






あたしは毎朝
ベッドの上で
確かめる。







    夢じゃないんだ
    かずちゃんの彼女なんだ






昨日が幸せで
何か返したいと思った。





幸せな気持ちにさせてくれた分、
あたしも何かしてあげたくて。






5時に起きて
お弁当、作った。




かずちゃんはいつも
会社の食堂で食べるらしい。
お弁当作ってみたいなって
思ってたんだ。





それからクロッカンも。
くるみ と かぼちゃの種
アーモンドパウダーを入れて。






手紙も書いたり。
短いけど
気持ちを込めたのよ。





   毎日、幸せをありがとう。
   たくさん食べて仕事がんばってね。






フェルトやレースを使って
手作りカードの完成☆






でも…。



頑張りすぎて
間に合わなくて(笑)





10時くらいに
会社の近くまで届けました。






喜ぶっていうより
びっくりしてて
「寒かっただろ」
と、手を包んでくれた。






学校に帰って
実験してると
電話が鳴った。






「めちゃくちゃうまい!
 みんなに自慢したよ〜!」







嬉しそうに、
そしてちょっと興奮気味に(笑)
子供みたいだった。
かわいい。






「カードもな、ありがとう。
 すげー感動した!
 宝物にする!」





かわいいなぁ。
24歳のくせに、ね(笑)






お弁当、また作ろう。
笑顔が見たい。
幸せをあげたい。
【○ヶ月記念日】って
みんなが使っていて
いいなぁって思っていたの。





あたしも
そんなタイトルの日記
書きたいなぁって。





だけど
あたしにもついに
書ける日がきた。







1月25日。
1ヶ月記念日。





1ヶ月前の今日、
かずちゃんがあたしを好きだと言った。
8年間の片想いが
ようやく実った日だ。






でも25日、
会えるのか、会えないのか。
前日になっても
言い出せなくて。





その前に
お祝いなんてするのかしら。
そんなのめんどくせー、とか
そうゆう人かもしれない。





だけど
0時に電話が鳴った。
かずちゃんだった。





「明日仕事のあと、会おう。
 二人で祝おうな」







これからもよろしく、と言っていた。
びっくりした。
嬉しかった。






かずちゃんの会社の近くのカフェで
待ち合わせすることになった。






その前に
買い物に出た。
ワンピースを買った。
どうしても
可愛い服が着たかった。





ミニスカ履こうと思ったけど
やっぱり抵抗があったから
膝丈の紺色のワンピース。
真っ白のニットコート。






変じゃないかな。
ドキドキ…。






そわそわして
かずちゃんを待っていると
走って来てくれて。






でも何も言ってくれなくて
ちょっと落ち込んだ…。
変だったかな…。






と、思っていたら。


車に乗った瞬間、







「てゆうか、
 なんで今日そんなに可愛いんだよ!」






と、なぜか笑って言った。







『だって初めての記念日だもん』



「でもそれはずるいよ
 可愛くて直視できない。
 あとでじっくり見よう」






こんなこと言われるとは
思ってもみなくて。
心臓バクバク☆






ご飯食べてるときも
カフェでお茶してるときも
かずちゃんは
ずっとあたしを見てにやけてた。






帰りついて
車から降りようとしたとき
ぎゅーって抱き締められて。






「おれ、ひなのこと
 こんなに好きになる日がくるとは
 思わなかった」






あたしも
こんな幸せな日がくるなんて
想像できなかったよ。






「好きだよ」







と言って、
あたしの頬に
キスをした。






びっくりして
『うわぁ』
って変な声が出た(笑)





かずちゃんは笑って
あたしの頭をポンポンして






「おやすみ。また明日」






どうしてあなたはそうなの。





あたしをドキドキさせる天才だ。







しばらく眠れなくて
一日の出来事を反芻した。






素敵な一日。
記念日って素晴らしい。
次の2ヶ月記念日、
早くこないかな(笑)

パワー

2007年1月23日
みなさんに
謝らないといけないことが。







ミニスカート
履けませんでした…。






一回履いたんです。
玄関に立ったんです。







…恥ずかしくて。
もうダメ、と思って
短パンに着替えました。







「おはよう、小僧」







小僧。
そう、短パン小僧。





短パンは履けるのに
ミニスカは
まだまだ勇気がいります。
友達の前なら
履けるのになぁ。





☆…☆





お昼ご飯を食べに
かずちゃんが見つけたっていう
小さなカフェに行った。






一軒家みたいな外装で
中も暖かい雰囲気で。







料理があっさりなんだけど
手が込んでそうな
おいしいものばかり。






『おいしい!
 すごい!』





「だろ?
 おれ自信あったもん」



 

『かずちゃんのもおいしそう…』






「(笑)
 やるよ。」







お店を出てから
カラオケに行った。
二人で行くのは
けっこう久々かな。






かずちゃんは
相変わらず上手くて。






あたしの大好きな
ミスチルを
歌ってくれた。






かずちゃんは
あたしの声を
好きだと言って。






歌声が似てるって
よく言われる歌手がいて
かずちゃんも
そっくりだって言う。






その人の曲を
リクエストされて
照れたけど
頑張って歌った。






「ひなは声もすげー可愛いな」







嬉しそうに
微笑んで





その顔が
あたしの顔を
真っ赤にしたのよ。






4時間歌ったら
さすがに疲れて
ちょっと休憩。






夜はちょっと高めの
大人の(?)居酒屋で
二人だけのお疲れ会。






あたしと違って
かずちゃんは酒豪。
焼酎が好きなんだよね。
あたしも
せっかくだからって
カシスオレンジを1杯。







…だけど
やっぱり無理だった。
1杯でクラクラ。






「ほっぺたが赤い。
 可愛い。」






かずちゃんの
大きな手が
あたしのほっぺに
優しく触れて。







あたしのこと
優しい目で
見つめてた。







お酒が
少しだけ
好きになった。







論文の話をしたら
よく頑張ったなって
たくさんたくさん
誉めてくれたかずちゃん。







朝から晩まで実験してたのも
知ってた。




実は毎晩勉強してたのも
知ってた。





あたしの努力を
全部知ってくれてた。






ありがと。
あなたがいるから
頑張れるのよ。






今はまだ
恥ずかしくて言えないけど






あなたが
あたしのパワーです。
金曜日、
論文提出しました。
やっとやっと
終わりました。





今週は追い込みで
ずっと研究室に。
寝ないでいたら
ふらふらになった。
睡眠って大事なのね。






「いいものが出来たね」







先輩が言った。






でしょ?
あたしの4年間を
全て詰め込んだんだから。
あたしが持ってるもの
使い果たしたんだから。







あたしは
自分が納得いくまで
調べ倒す。
何時間でも研究する。







すごいねって
周りは言ってくれるけど
ただの頑固なだけで。






たまにこんな自分が
ちょっと嫌になったりする。






だけど、好きなんだ。
あたしの専攻してる
この分野が。






知りたいんだ。
あたしの知らないこと。
その先のこと。







春からは
院に進む。
研究室は変わらないし
先輩だっているから
きっと今とは
あまり変わらないけど







今のうちに
いっぱい吸収しよう。
もっともっと
勉強しよう。







と、深く思った一週間でした。







明日はデート。
夜はお疲れ会してくれるらしい。
ミニスカを登場させようかと。
ドキドキ。

頼る

2007年1月15日
あのことがあってから
バイトに行くのが
ちょっと怖くなってた。





マキは




「かずさんに言った方が良くない?」




って言ってた。





でも、何のために?
心配かけるだけでしょ?





“頼る”、ってムズカシイ。
甘えやわがままになりそうで。





だから
電話もメールも
普段どおりに。





火曜の朝
帰ってくるって。





明日か…って
少し落ち込んだ。





早く顔が見たい。
かずちゃんがいると
安心するの。





だけど
あと一日よ。
我慢我慢。







バイト終わって
店を出ると
かずちゃんが、いた。







『なんでなんで〜?
 明日じゃないの?』





「うん、その予定だったけど
 おれだけ先に帰ってきたんだ」







今日はもう
会えないと思ってたから
すっごく嬉しかった。






車で少し走って
夜景の綺麗な所で
かずちゃんが
車を停めた。








「何かあっただろ?」







ドキッとした。
なんで分かったのかな。







「不安そうな声してたから。
 何年一緒にいると思ってるんだよ」







すごいな。
声だけで分かるんだ。
あたし、普通にしてたのにな。






つーっと
頬に涙がつたって
あたしは
しくしくと泣いた。





泣きながら
あのことを話して
きっと何て言ってるか
分からなかったと思う。






だけど
最後まで
うんうんって
髪を撫でながら
涙を拭いながら






抱き締められて
あたしの涙腺は決壊して







「そんなに怖かったんだな
 そばにいてやれなくて、ごめんな」






怖かったから
泣いてるんじゃないよ。






あたしのこと
想ってくれてるんだって
心の底から
思えたから






そのことが
あたしの胸を熱くさせて
涙が出たんだよ。







守ってくれる人がいるって
こんなに心強いのね。







「迷惑とか絶対思わないから。
 何かあったら必ずおれに言うこと。
 分かった?」





『はい、ごめんなさい…』





「好きな女に頼られないのって
 けっこう傷付くんだよな」






ごめんね、って
言ったけど
かずちゃんには悪いけど
嬉しかったんだ。






好きな女、だって。
あたしを好きだって。






嬉しい。
幸せ。






ほら、やっぱり
かずちゃんがいると
安心する。







見透かしてくれて
早く帰って来てくれて
話を聞いてくれて
抱き締めてくれて





全部全部
ありがとう。







頼る、とか
ほんとはまだ
よく分からないけど
あなたには
全部話そうと思う。







あなたが大好きです。
昨日
バイトの後
知らない人に
声をかけられた。





「一緒に帰りませんか?」





明らかに
お店の外で
待ってたよね。





すっごく怖くて
『いや、いいです』
って逃げようとしたら
腕をつかまれて!






そしたらお店から
健二君が
飛び出してきて
かばってくれた。







はー。
怖かった…。






「ずっと外から
 ひなちゃんのこと見てたから
 やばそうって思ってたんだよ」






さすがだー。
ありがとう。
今度お礼をしなきゃだ。







夜かずちゃんから
電話がかかってきて
そのことを
言おうか迷ったけど






心配するかなって思って
やめた。






今日もバイトで
帰りとか
すごく怖くて






電話したいなって
思ったんだけど
疲れてるかなって
思ったから
やめた。







どこまで話していいか
分からない。






心配かけるようなこと
言いたくないよ。






でも
聞いてほしい時もある。






難しいなぁ。







メールや電話は
たくさんしてくれる。
それは
すっごく嬉しいな!






早く帰ってきて。
会いたいよー。

週末の約束

2007年1月11日
目覚めて
時計を見ると
朝の5時。





二度寝しようと思ったけど
なかなか寝付けなくて
結局起きた。







何しようか考えて
こないだ作った
金柑ジャムで
パウンドケーキを作って。






家族の分と
研究室のみんなの分と
もちろん
かずちゃんの分。






研究室に持って行くと
あっという間に
なくなった。





おいしいって
笑顔で言われると
また作ろうって
嬉しくなる。






夕方電話がかかってきた。
かずちゃんからだった。






「急遽今から
 出張になったんだ。
 だから
 週末会えないと思う」






ケーキ。
あげられなかった。
朝渡せばよかったなぁ。





でもショックじゃない。





だってね、
週末会う約束なんて
したわけじゃないのに






ごめんって
謝ってくれたから。






会おうとしてくれてたんだね。
そんなことが
すっごく嬉しい。






行ってらっしゃい。
頑張ってね。

キラキラ

2007年1月10日
1月6日。
大好きなマキが
22歳になった。





当日は
彼氏と過ごしたから
今日遊んだ。






流れで
『NANA2』をみた。






うーん。
漫画の方が
面白いかも。





それより
あたしの今日の格好。





革ジャン
ミニスカ
ニーハイ





完全に
ナナのコスプレでした(笑)
痛すぎる…。







カフェに行って
プレゼントを渡したら
予想以上に
喜んでくれた。






マキの好きなブランドの
キラキラなポーチ。
好きそうだなって
一目見て思ったのよ。






彼氏からは
ネックレスをもらってた。
キラキラキラ。
高そう…。






でもそれよりも
すっごく幸せそうに
誕生日のことを話す
マキの笑顔が
すっごい眩しかった。





なんて柔らかく笑うんだろう。







今の彼氏とは
8ヶ月だったっけ。





それまでのマキは
どこか
ツンツンしてたように思う。




もともと
すごい美人だから
尚更だった。







それが
今の彼と出会って
笑顔が優しくなった。






いいなぁ。
素敵だなぁ。








「ひなの誕生日が楽しみだね
 うんと祝ってもらいなね」






あたしの
22歳の誕生日まで
あと2ヶ月弱。






二人っきりで
過ごしたいな。
寂しいなって
日記に書いて
すぐ
メールが届いた。





★今何してる?
 すげー会いたい






テレパシーだ。







かずちゃんの帰りを
支度しながら
ドキドキして待った。





スカート履こっかなって
ちょっとだけ思ったけど
やっぱり恥ずかしくて
クローゼットに戻した。





近所のファミレスで
一緒にご飯食べたあとは
あてのないドライブ。






運転してる姿が
かっこよすぎて
くらくらした。







「お前に会ってないと
 なんか心配なんだよ」





『なにが?』





「なんだろう…
 転んでないかなー、とか(笑)」







なんだそれ。(笑)






でも嬉しかった。
あたしのこと
思い出す時があるんだね。







あたしはね
いつも想ってるけどね。







「ってのはウソで、
 おれお前に会わないと、ダメだ。

 気付いたら
 お前のことばっかり
 考えてるんだ」









すごいね。
あたしも
同じこと思ってたよ。






あなたも
あたしと同じ気持ちを?
同じくらい
好きでいてくれてる?







23時頃
帰ったんだけど
胸がいっぱいで
しばらく動けなかった。






久しぶりのかずちゃん。




手を握ったり
抱き締めてもらったり
そういうのなかったけど
それだけで
じゅうぶんだった。






寝る前に
少しだけ
話したいなって思って
携帯を取ったら
かかってきた。






「寝る前に
 ひなの声聞きたくて」







ほら、やっぱり。
テレパシーだ。








ドキドキして
眠れないこと
今まで
たくさんあったけど







今までで一番
甘い気持ち。

贅沢

2007年1月8日
みなさん。
ちょっとだけお久しぶりです。
ひなです。





毎日毎日
遊びまくって。
あまり家にいなかった…。





そのせいで
風邪っぴき。
鼻水ずるずるです。





かずちゃんとは
仲良しです。





というか、
あまり何も変わらず。
これって付き合ってるの?
と思ってしまう日々です。





電話やメールは
毎日してるけど
3日に買い物行って以来
会ってないし…。





かずちゃんは仕事だし
あたしは学生で
今冬休みだし
時間が合わないのは
仕方ないのかな。






ちょっと寂しいな。
そんな贅沢
言えないはずなのに。
反省。

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