君が好き

2006年11月6日
かずちゃんの電話で
目が覚めた。



「昨日ありがとうな。
 あいつすげー喜んでて
 また会いたいって言ってるよ」



『あたしもたのしかったー
 素敵な人だね』




これは本音なんだけど
棒読みだったかもしれない…。
感情が沸いてこないの。



昨日からずっと考えてる。



あたし諦めたほうがいいのかもしれない。




☆…☆




今日は実験がないので
学校へは行かず部屋で過ごした。
夕方からはバイトだから
それまで自分を休めてあげる。
バイトでは笑顔でいたい。



先輩の友達の小田切君から
カラオケに誘われた。
気分転換だと思って
バイトのあとに行ってきた。



ひさしぶりに行ったけど
小田切君がすごい上手くって!
たくさんリクエストしたけど
どれも完璧に歌ってた。



やっぱりこの人面白い。
一緒にいると笑ってばっかりだ。



ふと、思った。



あたしには友達がいる。
家族もいる。
好きだと言ってくれる人もいる。




かずちゃんを好きじゃなくなっても
あたしは生きていける気がした。



気がしてた。




だけど、
小田切君がミスチルの
“君が好き”
を歌ったとき
泣きそうになってしまった。




“君が好き
 僕が生きる上で
 これ以上の意味はなくたっていい”




彼女のこと、
こんな風に思ってるの?




人前で泣くのは苦手だから
涙が流れないように
必死に深呼吸をして。




あたしやっぱり
かずちゃんを諦めてしまったら
生きていけないよ。
あたしじゃなくなっちゃう。




☆…☆




“もしもまだ願いが一つ叶うとしたら…
 そんな空想を広げ
 一日中ぼんやり過せば
 月も濁る東京の夜だ
 そしてひねり出した答えは”
 
 
 
 
 
 

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