癒し

2006年11月7日
あたしのママと
かずちゃんのママは
歳が近いせいか
とても仲良し。



二人で買い物に行ったり
旅行に行ったりもする。



そんなときは
かずちゃんちのご飯は
あたしが作ることになっていて。
たまにかずちゃんとこで
みんなで食べたりする。




今日、ママたちは
二人でディナーらしいんだけど




アパレル関係のお仕事をしてる
かずちゃんの三個下の妹は
東京に出張らしく
そしてあたしのパパも出張。
かずちゃんのパパは
いつも帰りが遅い。




と、いうことは…?




そう、
二人っきりなのです。




学校から帰って
すぐに夕飯の準備。
かずちゃんのリクエストは
ハンバーグだった。
かわいいー☆



料理は得意だけど
好きな人に食べてもらうご飯。
いつも以上に力が入る。




「うわっ、和風ハンバーグ?
 すげーうまそう!」



帰宅早々、うちにやってきて
嬉しそうにご飯を食べた。




『おいしい?』



「うん!
 金払ってもいいくらい(笑)
 ほんと料理上手だなー」




誉められると
やばいくらい嬉しくて
あたしはずっとにこにこしていた。



ご飯のあとは決まって
二人並んで洗い物をする。
新婚さんみたいで、嬉しい☆




「ひな、明日学校?」



『ん?昼までだよー』



「おれ明日代休だから
 二人でどっか行くか」




あまりに突然すぎて
手が止まった。



うそっ…?!
行く行く!
行くに決まってるじゃん!
嬉しすぎるー!



でも…




『せっかくのお休みなのに
 ゆっくりしなくていいの?』



毎日仕事頑張って
きっと疲れてると思った。
デートは嬉しいけど
やっぱり体は大事にしてほしいもん。



そしたらね
かずちゃんはお皿を拭きながら
こう言ったの。





「いいんだよ
 おれがひなといたいんだから」





聞き間違いかと思ったけど
確かにそう言ったんだ。




『えーあたし手かかるよ?』



「まーなー
 けどひなはおれにとっての癒しだから」





どうしよう。
嬉しい。
嬉しい嬉しい。
体が熱くなっていく。




『わーい、癒し系だー』




なんてごまかしたけど
かずちゃんの方を向けなかった。



今のあたし、
“あなたが好き”
って顔に書いてあるから。





かずちゃんの言葉を
頭の中で甦らせる。
ドキドキして
眠れそうにないよ。

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