そばにいて

2006年12月4日
風邪ひきました。
土日は
寝込んで
バイトもお休み。




かずちゃんは
2日連続
お見舞いにきてくれた。





土曜日は、シュークリーム。
日曜日は、ミルクレープ。





どっちも
あたしが大好きな
カフェとケーキ屋さん。
だけど
遠いから
たくさんは行けなくて。





だから嬉しかった。
あたしのために
わざわざ
遠い所まで
出向いてくれたのかと思うと。





ベッドから
起き上がれないでいると
おでこをなでて





「お前ほんと赤ちゃんみたいだな」





って微笑んだ。





だめだ。
あたしは
その笑顔に、弱い。
胸が苦しくなった。





好きだよ。
こんなに好きなの、
おでこからでも
伝わるかな?





かずちゃんは
すぐ帰ろうとして。





でも
まだ一緒にいたかった。
あたしの部屋
二人っきりで
そばにいてほしかった。





「帰らないで…」






気付いたら
そう言ってて





かずちゃんは
少し驚いた顔をしたけど
また微笑んで
また
そばにいてくれた。





子供の頃の話を
久しぶりに、した。





かずちゃんの後ろを
ちょこまかと
くっついてまわってたな。





かずちゃんは
あたしのお兄ちゃんだって
勘違いしてたんだっけ。





懐かしい話に
二人で笑いながら
あたしは
ひっそりと
幸せを噛み締めていた。





二人っきりで
ここにいる。
時が止まればいいのに、と
夢みたいなこと
考えた。





だけど気がつくと
あたしは眠っていて
起きたら
もう
かずちゃんはいなかった。





さみしいよぉ。
さみしいよぉ。





好きすぎて
苦しいよぉ。





行かないで…。

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