「やめよう」
2006年12月10日日曜日に
家に
大量にあった
バナナを使って
ケーキを焼いた。
ケーキを焼くと
決まって
かずちゃんに
食べてもらう。
“好き”が
溢れたあの日から
一度も
会ってなくて
答えなんて
分かってる。
でも
かずちゃんの口から
聞きたくなくて。
だから
会うのが怖かった。
すごく。
結局
かずちゃんは
外出してて
かずちゃんのママに
包みを渡した。
ケーキと
手紙。
今年の
クリスマスプレゼントは
【癒されるもの】です♪
どうしても
つながっていたくて
絆を
確かめたくて
短い文章だけど
一文字一文字に
願いを込めた。
だけど
連絡があったのは
翌日の夕方。
バイトの後に
駅まで
迎えにきてくれて
二人で
歩いて帰った。
顔が
全然見れなくて
会話もなくて
泣きそうで
「今まで気付かなくてごめん。」
家の前の公園に
さしかかったとき
かずちゃんが
つぶやいた。
すごい
罪悪感を
背負ってるよう。
「辛かっただろ?」と。
「許してな」と。
辛そうに
話す
愛しい人。
「ひなのこと、大切だけど
応えられないんだ」
悲しかったけど
分かってたから
不思議と
落ち着いてた。
好きな気持ちを
伝えたかった。
ただそれだけだから
大丈夫。
家の前に着いて
笑顔で
バイバイって
言おうと思って。
また明日ねって
プレゼント楽しみって
おやすみって
そう言えると思ってた。
「ひなが、
辛い思いをするなら
もうやめよう。」
そう言って
振り向きもせず
帰って行った。
聞いたことのない
声だった。
家に
大量にあった
バナナを使って
ケーキを焼いた。
ケーキを焼くと
決まって
かずちゃんに
食べてもらう。
“好き”が
溢れたあの日から
一度も
会ってなくて
答えなんて
分かってる。
でも
かずちゃんの口から
聞きたくなくて。
だから
会うのが怖かった。
すごく。
結局
かずちゃんは
外出してて
かずちゃんのママに
包みを渡した。
ケーキと
手紙。
今年の
クリスマスプレゼントは
【癒されるもの】です♪
どうしても
つながっていたくて
絆を
確かめたくて
短い文章だけど
一文字一文字に
願いを込めた。
だけど
連絡があったのは
翌日の夕方。
バイトの後に
駅まで
迎えにきてくれて
二人で
歩いて帰った。
顔が
全然見れなくて
会話もなくて
泣きそうで
「今まで気付かなくてごめん。」
家の前の公園に
さしかかったとき
かずちゃんが
つぶやいた。
すごい
罪悪感を
背負ってるよう。
「辛かっただろ?」と。
「許してな」と。
辛そうに
話す
愛しい人。
「ひなのこと、大切だけど
応えられないんだ」
悲しかったけど
分かってたから
不思議と
落ち着いてた。
好きな気持ちを
伝えたかった。
ただそれだけだから
大丈夫。
家の前に着いて
笑顔で
バイバイって
言おうと思って。
また明日ねって
プレゼント楽しみって
おやすみって
そう言えると思ってた。
「ひなが、
辛い思いをするなら
もうやめよう。」
そう言って
振り向きもせず
帰って行った。
聞いたことのない
声だった。
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