バイトが終わって
電車で帰る。
駅の改札に
あの人を見た。
一瞬で
あたしの全部が
石みたいに
重くなって。
でも
なんで駅に?
だっていつも車だもん。
飲んでもタクシーだし。
電車になんて
あたしとの買い物以外に
乗らないじゃん。
そしたら
あたしを見つけて
近づいてきた。
あたしは
頭が真っ白になって
何か
決定的なことを
言われる気がして
迷惑だ、とか
もう嫌いになった、とか
怖くて
ほんとに怖くて
走って逃げた。
駅を出たくらいで
「ひな!」
って
腕を掴まれて。
「…ごめん
一緒に帰ろう」
あぁそうか。
かずちゃんは優しいから
クリスマスだから
一緒に帰ってくれるんだ。
ほんとに
ほんっとーに
かずちゃんを見るのが
久しぶりで
あたしは感動していた。
同情でも
なんでもいいから
そばにいたかった。
「お粥ありがとうな
すげーうまかったよ」
どんな顔で言ってるの?
顔が見れない。
顔を見たら
泣いちゃいそうで。
夢から
覚めてしまいそうで。
好き過ぎて
どうしようもなかった。
あっという間に
家の前に着いて
「ひな、こっち向いて」
名前を呼ばれても
顔が見れない。
怖い。
諦めたかった。
忘れたかった。
なのにどうして?
どうして
あたしの前に現れるの?
こんなんじゃ
諦められないよ。
涙が落ちた。
一粒落ちると
決壊したように
溢れて
あたしのブーツに
水玉を作った。
かずちゃんは
あたしの頬を
両手で掴んで
覗き込んだ。
かずちゃんは
泣きそうな顔をしてた。
『こんなんじゃ
忘れられないじゃん。
かずちゃん
いじわるだよ…』
ぐしゃぐしゃの顔で
あたしは
何を言ってるんだ。
今度こそ
ほんとに
嫌われた。
だけど
かずちゃんは
あたしを
抱き締めて。
初めてのことで
何が起こってるのか
分からなかった。
「好きだ」
その言葉の意味を
頭が
理解できなくて。
それなのに
心が震えてた。
かずちゃんも
泣いていて
夢でもいいと思った。
でも体中に感じる
この暖かさは
夢じゃない。
その夜
愛しい人の腕の中で
観た景色は
涙で星も月も
光の全てが
滲んで
揺らいで
イルミネーションになった。
何も考えられないあたしは
ただただ
かずちゃんに
抱きつくしかなくて
8年間
願い続けた奇跡を
あたしは
体で感じた。
電車で帰る。
駅の改札に
あの人を見た。
一瞬で
あたしの全部が
石みたいに
重くなって。
でも
なんで駅に?
だっていつも車だもん。
飲んでもタクシーだし。
電車になんて
あたしとの買い物以外に
乗らないじゃん。
そしたら
あたしを見つけて
近づいてきた。
あたしは
頭が真っ白になって
何か
決定的なことを
言われる気がして
迷惑だ、とか
もう嫌いになった、とか
怖くて
ほんとに怖くて
走って逃げた。
駅を出たくらいで
「ひな!」
って
腕を掴まれて。
「…ごめん
一緒に帰ろう」
あぁそうか。
かずちゃんは優しいから
クリスマスだから
一緒に帰ってくれるんだ。
ほんとに
ほんっとーに
かずちゃんを見るのが
久しぶりで
あたしは感動していた。
同情でも
なんでもいいから
そばにいたかった。
「お粥ありがとうな
すげーうまかったよ」
どんな顔で言ってるの?
顔が見れない。
顔を見たら
泣いちゃいそうで。
夢から
覚めてしまいそうで。
好き過ぎて
どうしようもなかった。
あっという間に
家の前に着いて
「ひな、こっち向いて」
名前を呼ばれても
顔が見れない。
怖い。
諦めたかった。
忘れたかった。
なのにどうして?
どうして
あたしの前に現れるの?
こんなんじゃ
諦められないよ。
涙が落ちた。
一粒落ちると
決壊したように
溢れて
あたしのブーツに
水玉を作った。
かずちゃんは
あたしの頬を
両手で掴んで
覗き込んだ。
かずちゃんは
泣きそうな顔をしてた。
『こんなんじゃ
忘れられないじゃん。
かずちゃん
いじわるだよ…』
ぐしゃぐしゃの顔で
あたしは
何を言ってるんだ。
今度こそ
ほんとに
嫌われた。
だけど
かずちゃんは
あたしを
抱き締めて。
初めてのことで
何が起こってるのか
分からなかった。
「好きだ」
その言葉の意味を
頭が
理解できなくて。
それなのに
心が震えてた。
かずちゃんも
泣いていて
夢でもいいと思った。
でも体中に感じる
この暖かさは
夢じゃない。
その夜
愛しい人の腕の中で
観た景色は
涙で星も月も
光の全てが
滲んで
揺らいで
イルミネーションになった。
何も考えられないあたしは
ただただ
かずちゃんに
抱きつくしかなくて
8年間
願い続けた奇跡を
あたしは
体で感じた。
コメント
あいも、涙でぐちゃぐちゃになりました。
ずっとね、ひなさんの日記を読んでいて
胸が痛くて、どうにか力になりたくて、
でも何もできなくって。
こんなにこんなにステキなヒト。
ぜったいぜったい、幸せになれるって信じてました。
やっぱり胸がいっぱいで、
なんにも上手な言葉がかけません。
ごめんなさい。
ひなさん。
おめでとうございます。
ひなさん。
たくさん、たくさん幸せになってください。
日記、これからも楽しみにしています。
本当によかったねぇ!!
私も読んでいてドキドキだったんだ。。。
力になれなくてごめんね;;
でも一生懸命頑張った想いが通じて本当によかったね!!
自分の事以上に嬉しいです。
本当によかったね。
私も 嬉しすぎて、感動し過ぎて
上手くかけないや。。。
一杯一杯幸せになってね!!
ほんとにほんとによかったです〜!!。゜(゜´Д`゜)゜。
でもきっと、こうなる気がしていました。
軽はずみなようで言えなかったんですけど。。
あたしの勘、当たるんですよっ(≧ω≦)♪
だって、ひなさんはとっても
こころのやさしいすてき過ぎる方ですもの。
ぜったいしあわせになるって、
うまくいくって信じていました。
ほんとにとってもうれしい!
これからはしあわせなおはなし、
たくさん聞かせてくださいね(*^^*)vv
私も嬉しいな。すっごく!
幸せになれないわけがないと思っていました。
よかった…本当によかった。
おばさんの目にも涙です。
この先もあなたに、たくさんの幸せが降り注ぎますように。
胸がいっぱいで
涙が出てきました。
ひなさんの
日記を見るようになってから
ずっとずっと
何もできないけど
応援していました!
本当に嬉しいです。
これから
ずっとずっとお二人で
幸せになることを
お祈りしています*.・☆☆☆
喜んでくれて
あたしすごく嬉しい。
なんか自分が
あいさん達みたいに
両思いの日記を書けるなんて
ほんとに信じられません。
”付き合う”とか
よく分からないけど
あいさんみたいに
素敵な恋愛ができるように
たくさん努力します。
ほんとにありがとう。
ありがとうございます。
なんか…うん。
自分のこと以上にって
そんな風に思ってくれて
すごく感動しました。
あたしがこんな
幸せな気持ちでいられるのも
瑠衣さん達の
応援があったからです。
感謝しています。
ありがとう。
コメント嬉しいです。
どうもありがとう。
みなさんからの
お祝いのコメントを読んで
また涙が出てきました。
初めての恋人。
胸がいっぱいです。
ななさん達のように
いつまでも思い合っていける
素敵な恋にしたいな。
照れくさいけど
今まで辛い日記だった分、
幸せなことことを
書いていきたいです。
ありがとう。
ありがとう、あーすけさん。
あーすけさんには
何度助けられたことか。
だから
幸せな報告ができて
すっごく嬉しい!
いつもコメントくれて
励ましてくれて
導いてくれて
心から感謝してます。
どうもありがとう。
リンクとコメント、
ありがとうございます。
片想いだったから
辛い日記が多かったけど
これからは
幸せなことが
書けそうです。
すごく嬉しい…。
撫子さんから見たら
すごい子供ですが
どうぞよろしくお願いします。
みーさんの日記を読むと
心がふんわりします。
そんな優しい恋愛、
あたしもできるかな。
初めてだらけで
うまくできるかわからないけど
大切にします。
応援してくれて
ほんとにありがとう。