頼る
2007年1月15日あのことがあってから
バイトに行くのが
ちょっと怖くなってた。
マキは
「かずさんに言った方が良くない?」
って言ってた。
でも、何のために?
心配かけるだけでしょ?
“頼る”、ってムズカシイ。
甘えやわがままになりそうで。
だから
電話もメールも
普段どおりに。
火曜の朝
帰ってくるって。
明日か…って
少し落ち込んだ。
早く顔が見たい。
かずちゃんがいると
安心するの。
だけど
あと一日よ。
我慢我慢。
バイト終わって
店を出ると
かずちゃんが、いた。
『なんでなんで〜?
明日じゃないの?』
「うん、その予定だったけど
おれだけ先に帰ってきたんだ」
今日はもう
会えないと思ってたから
すっごく嬉しかった。
車で少し走って
夜景の綺麗な所で
かずちゃんが
車を停めた。
「何かあっただろ?」
ドキッとした。
なんで分かったのかな。
「不安そうな声してたから。
何年一緒にいると思ってるんだよ」
すごいな。
声だけで分かるんだ。
あたし、普通にしてたのにな。
つーっと
頬に涙がつたって
あたしは
しくしくと泣いた。
泣きながら
あのことを話して
きっと何て言ってるか
分からなかったと思う。
だけど
最後まで
うんうんって
髪を撫でながら
涙を拭いながら
抱き締められて
あたしの涙腺は決壊して
「そんなに怖かったんだな
そばにいてやれなくて、ごめんな」
怖かったから
泣いてるんじゃないよ。
あたしのこと
想ってくれてるんだって
心の底から
思えたから
そのことが
あたしの胸を熱くさせて
涙が出たんだよ。
守ってくれる人がいるって
こんなに心強いのね。
「迷惑とか絶対思わないから。
何かあったら必ずおれに言うこと。
分かった?」
『はい、ごめんなさい…』
「好きな女に頼られないのって
けっこう傷付くんだよな」
ごめんね、って
言ったけど
かずちゃんには悪いけど
嬉しかったんだ。
好きな女、だって。
あたしを好きだって。
嬉しい。
幸せ。
ほら、やっぱり
かずちゃんがいると
安心する。
見透かしてくれて
早く帰って来てくれて
話を聞いてくれて
抱き締めてくれて
全部全部
ありがとう。
頼る、とか
ほんとはまだ
よく分からないけど
あなたには
全部話そうと思う。
あなたが大好きです。
バイトに行くのが
ちょっと怖くなってた。
マキは
「かずさんに言った方が良くない?」
って言ってた。
でも、何のために?
心配かけるだけでしょ?
“頼る”、ってムズカシイ。
甘えやわがままになりそうで。
だから
電話もメールも
普段どおりに。
火曜の朝
帰ってくるって。
明日か…って
少し落ち込んだ。
早く顔が見たい。
かずちゃんがいると
安心するの。
だけど
あと一日よ。
我慢我慢。
バイト終わって
店を出ると
かずちゃんが、いた。
『なんでなんで〜?
明日じゃないの?』
「うん、その予定だったけど
おれだけ先に帰ってきたんだ」
今日はもう
会えないと思ってたから
すっごく嬉しかった。
車で少し走って
夜景の綺麗な所で
かずちゃんが
車を停めた。
「何かあっただろ?」
ドキッとした。
なんで分かったのかな。
「不安そうな声してたから。
何年一緒にいると思ってるんだよ」
すごいな。
声だけで分かるんだ。
あたし、普通にしてたのにな。
つーっと
頬に涙がつたって
あたしは
しくしくと泣いた。
泣きながら
あのことを話して
きっと何て言ってるか
分からなかったと思う。
だけど
最後まで
うんうんって
髪を撫でながら
涙を拭いながら
抱き締められて
あたしの涙腺は決壊して
「そんなに怖かったんだな
そばにいてやれなくて、ごめんな」
怖かったから
泣いてるんじゃないよ。
あたしのこと
想ってくれてるんだって
心の底から
思えたから
そのことが
あたしの胸を熱くさせて
涙が出たんだよ。
守ってくれる人がいるって
こんなに心強いのね。
「迷惑とか絶対思わないから。
何かあったら必ずおれに言うこと。
分かった?」
『はい、ごめんなさい…』
「好きな女に頼られないのって
けっこう傷付くんだよな」
ごめんね、って
言ったけど
かずちゃんには悪いけど
嬉しかったんだ。
好きな女、だって。
あたしを好きだって。
嬉しい。
幸せ。
ほら、やっぱり
かずちゃんがいると
安心する。
見透かしてくれて
早く帰って来てくれて
話を聞いてくれて
抱き締めてくれて
全部全部
ありがとう。
頼る、とか
ほんとはまだ
よく分からないけど
あなたには
全部話そうと思う。
あなたが大好きです。
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