中学の同窓会。





相変わらず
みんなすごかった。






カラオケなのか
クラブなのか
暴れまくり(笑)






すーっごく
楽しかった。
これからも
ずっと
仲良しでいたい。






☆…☆






昨日の夜、
かずちゃんが
プレゼントをくれた。






「クリスマスプレゼント
 遅くなってごめんな」







えー!
あたしなんにも
用意してないのに。







大好きなブランドの
パジャマだった。
可愛くて
ふかふかで
あったかい。





すごい欲しくて
探したけど
どこにもなかったのに。







『ありがとう
 でもあたし、
 何も用意してないよ』






焦って言うと







「おれは
 ひなをもらったから」






照れくさそうに
そう言って
笑いをこらえてた(笑)






あたしは吹き出したけど(笑)






二人とも
顔を真っ赤にして
でも笑顔で






こんなに
楽しい気持ち






こんなこと言うの
早すぎるかもしれないけど






あなたを好きでよかった。
心から
そう思ったよ。






プレゼント
ありがとう。





すごく暖かいよ。
着てるだけで
あなたの腕の中に
いるような気がします。






だから
毎日
コレ着て寝ます。






ずっと
大切にします。







パジャマも
あなたも
この恋も






ずっとずっと。

幕開け

2007年1月1日コメント (2)
年を跨ぐ少し前
かずちゃんが
あたしを抱き寄せて
こう言った。






「今までの分、
 必ず幸せにするから
 ずっと笑っててな」







言われたそばから
あたしは泣いた。






それはズルイよ。







二人で
初詣に行って
おみくじ。






二人とも
大吉だった。
目を合わせて
にんまり(笑)







人ごみに
紛れないよう
かずちゃんの左手と
あたしの右手
しっかり
握り合って。






ずっとドキドキ。
帰りたくなかった。






3時くらいに
いったん帰宅。






朝は7時に起きて
着物を着た。






成人式以来
人生で
2度目の着物。
成人式とは
違う着物だけど。






レトロで
かわいい
アンティーク。





おかっぱ頭に
お花をつけて






自分で言うのも
なんだけど…
けっこう可愛いかも(笑)






年始のご挨拶で
かずちゃんの家に。






着物見せたかったけど
恥ずかしくて
ママの後ろでもじもじ…。






でも
わざわざ
見にきてくれて。






「すげー可愛い!
 人形みたい!」







くしゃくしゃって
笑って言って。







両思いになった
あの日から
初めて
可愛いって言われた。






最高の幕開けだ。
もう少ししたら
かずちゃんと
カウントダウン。





どこに行くか
決まってないんだけど






そんなの
どうだっていい。





二人で過ごす
年越し。






一年の締めくくりと
一年の始まりを





大好きすぎる人と
過ごせるんだよ。






あたし
罰当たらないかな。





幸せ…。





☆…☆






ここで日記を書いて
色んなことが
変化した。





自分がどれだけ
かずちゃんを
好きでいるか
分かったし






その想いを
伝えたくて
たまらなくなって





伝えて
フラれて
泣いて






でも
奇跡が起きて
受け止めてもらえて






こんな日が
やってくるなんて
未だに
信じられない。







これから
始まる
二人の日々は
どうなるか
まだ分からないけど






かずちゃんと
色んなとこに
行ってみたい。




色んなものを
見てみたい。




たくさんのこと
経験したい。







二人で
いっぱい
たくさんのこと
感じるんだ。







みなさん。
「ありがとう」
じゃ言い表せないくらい
応援してくれて
ありがとう。






来年は
初めてだらけの年に
なると思う。






21歳にもなって
恥ずかしいけど
ほんと
恋愛って分からなくて。





だから
色んなこと
教えてください。






今年は
お世話になりました。
来年も
よろしくお願いします。






よいお年を。






では、
カウントダウンに
行ってきます。

きゅん

2006年12月28日コメント (6)
朝から
研究室の大掃除。





明日から冬休み。
すっごく嬉しい!





夜は
先輩達と
忘年会があった。





今年最後だし、と
調子に乗って
飲んだら
気分悪くなった…。






かずちゃんから
電話がかかって






「迎えに行くから
 一人で帰るなよ」






なんか…いい。
恋人っぽい。
きゅんってした。






迎えに来てもらって
車に乗ったら






「猿みたい!
 顔が真っ赤だよ」






って、
笑われちゃった。
よかった。
怒られるかと思った。






大好きな
ハーゲンのパルフェ
買っててくれた。






また
きゅんってなった。






『カウントダウン
 一緒にしたいなー』






勇気出して
言ってみたら
あたしの大好きな
あの顔で







「おれも今、
 同じこと言おうと思ってた」







きゅん。






どうしよう。
心臓がもたないよ。
25日・26日
日記を書いて
少し
頭の中を
整理しました。





生まれて
初めて感じる
この気持ちに
少し戸惑いながら
幸せを
全身で
感じています。





だけど
あたしのこの幸せは
たくさんの人達の
いろんな思いで
成り立ってる。






今日
応援してくれた人に
報告したら
みんなが
すっごい喜んでくれた。






泣いた人もいた。
みんな笑顔だった。






あの日。
あたしがお粥を作った日。
かずちゃんは
彼女と別れた。






あたしは
彼女から
かずちゃんを奪った。






すごくいい人。
傷つけてしまった。







忘れちゃいけない。
一人で
ここまできたんじゃない。







かずちゃんが
好きになってくれたのは
みんながいたから。







たくさんの人に
励まされて
色々な人を
傷付けて






だからあたし
ここまでこれた。
好きでいられた。







ありがとう。
一生忘れません。






絶対に
あの人を、
この恋を、
大切にするって
誓います。

幸せ

2006年12月26日
「ひなのことが
 頭から離れなくて
 どうしても
 逢いたかったんだ」





かずちゃんは
あの発表の日、
見に来てくれてた。






「可愛い妹って思ってた。
 でもプレゼン姿が
 すげーかっこよくて
 なのにお粥作ってくるし」






「誰にも渡したくなかった
 完全に惚れてた」







信じられない。
夢を見てるみたい。







『ほんとに
 ほんとに
 ひなを好き?』





「うん」





『嘘じゃない?』





「うん」





『信じられない…』







両思いなんて
もちろん
人生で
初めてのことで。






『あたしは彼女になれる?』






真顔で聞くあたしに
かずちゃんは
微笑んで言った。









「おれがひなに
 彼女になってほしいんだ」







あなたが
そんな
優しい顔して
夢みたいなこと
言うから






言葉より先に
涙が出た。
うんうん、って
頷くしかなかった。







恋人。
彼氏。
両思い。






全部全部
あたし初めて。
幸せで
胸がいっぱい。






朝まで
車の中で
一緒にいたけど






あたしは
ずっと
かずちゃんの
腕の中にいた。






みんなに言わなくちゃ。
ビックリするかな。
喜んでくれるかな。





年越しとか
どうするのかな。
バレンタインは
一緒に過ごすの?






両思いって
色んなことが
待ってるのね。







幸せ、だ。

奇跡

2006年12月25日コメント (12)
バイトが終わって
電車で帰る。





駅の改札に
あの人を見た。





一瞬で
あたしの全部が
石みたいに
重くなって。





でも
なんで駅に?





だっていつも車だもん。
飲んでもタクシーだし。
電車になんて
あたしとの買い物以外に
乗らないじゃん。







そしたら
あたしを見つけて
近づいてきた。





あたしは
頭が真っ白になって





何か
決定的なことを
言われる気がして





迷惑だ、とか
もう嫌いになった、とか






怖くて
ほんとに怖くて
走って逃げた。





駅を出たくらいで


「ひな!」


って
腕を掴まれて。






「…ごめん
 一緒に帰ろう」






あぁそうか。
かずちゃんは優しいから
クリスマスだから
一緒に帰ってくれるんだ。





ほんとに
ほんっとーに
かずちゃんを見るのが
久しぶりで





あたしは感動していた。





同情でも
なんでもいいから
そばにいたかった。






「お粥ありがとうな
 すげーうまかったよ」






どんな顔で言ってるの?
顔が見れない。





顔を見たら
泣いちゃいそうで。
夢から
覚めてしまいそうで。






好き過ぎて
どうしようもなかった。






あっという間に
家の前に着いて






「ひな、こっち向いて」





名前を呼ばれても
顔が見れない。




怖い。






諦めたかった。
忘れたかった。





なのにどうして?
どうして
あたしの前に現れるの?
こんなんじゃ
諦められないよ。






涙が落ちた。




一粒落ちると
決壊したように
溢れて
あたしのブーツに
水玉を作った。







かずちゃんは
あたしの頬を
両手で掴んで
覗き込んだ。






かずちゃんは
泣きそうな顔をしてた。






『こんなんじゃ
 忘れられないじゃん。
 かずちゃん
 いじわるだよ…』





ぐしゃぐしゃの顔で
あたしは
何を言ってるんだ。





今度こそ
ほんとに
嫌われた。







だけど
かずちゃんは
あたしを
抱き締めて。





初めてのことで
何が起こってるのか
分からなかった。








「好きだ」







その言葉の意味を
頭が
理解できなくて。






それなのに
心が震えてた。





かずちゃんも
泣いていて







夢でもいいと思った。





でも体中に感じる
この暖かさは
夢じゃない。








その夜
愛しい人の腕の中で
観た景色は





涙で星も月も
光の全てが
滲んで
揺らいで
イルミネーションになった。






何も考えられないあたしは
ただただ
かずちゃんに
抱きつくしかなくて





8年間
願い続けた奇跡を
あたしは
体で感じた。

教えて

2006年12月25日コメント (3)
忘年会
クリスマス・イブ
クリスマス





この時期は
バイトが大変。




夜は飲み会があるし
あんまり家にいなかった。





というか
いたくなかった。





かずちゃんを
近くに感じるだけで
辛いから。






サンタさん。





ひなの願いを
叶えてくれなかった。






あたしなりに
頑張ったんだけど。





何が足りなかったのかな。





身長かな。
体重かな。
あぁ、色気かも。






どれもないから
仕方がないよね。






生まれ変わったら
今度こそ
綺麗な人になるの。





背が高くて
美しい
あの人みたいな。






手に入らないなら
誰にも渡したくない。





そんなことを
想うのは
心が汚れてるのかな…。





かずちゃんは
モノじゃないのに。







ねぇ、誰か。
教えてください。





8年分の想いは
どうやったら
消せるんですか。






どうやったら
かずちゃんを
忘れられるんですか。






泣き疲れずに
眠るには
どうすればいいですか。







誰か。




誰か。

しょっぱい

2006年12月21日
ママから
お昼に電話があった。





「かずくんが風邪で
 お休みしてるらしいの。
 帰って看病してあげてくれない?」





かずちゃんのママは
お出かけらしくて。





以前なら
すごくすごく嬉しくて





だけど、今は…。






どんな顔して?
どんな言葉で?






とりあえず
おうどん作ろうと思って
材料を買って帰った。





かずちゃんちの鍵は
うちにあるので
その鍵で入って





かずちゃんの部屋に
おそるおそる行ってみると
すやすや寝てた。





かなりほっとして
1階で調理した。
おうどんは伸びるから
お粥にした。






作ってる途中に
色んなことを思い出した。





かずちゃんが学生の頃
学校の帰り道、
二人で歩いた土手。





あたしのペースで
歩いてくれて
並んだ影を見ては
胸が熱くなった。





そういえば
前も看病で
ご飯作ったことあったなぁ。





そのときは
かずちゃんは起きてて、
台所に立つあたしを
ソファで見守っていて。





「すごいなぁ、女らしいなぁ」





と、感心してくれた。






そのときのご褒美にって
遊園地つれてってくれたっけ。






あーもう…。






胸が熱くなった。
歯をくいしばった。






もう、
ご褒美もらえないね。







【玉子粥です。温めてください。】






メモだけ残して
帰ってきた。





かずちゃん、ごめんね。





あたしの涙で
お粥しょっぱいかも。

少しずつ

2006年12月20日コメント (2)
ちょっとずつ
準備をする。





前に
進む準備。







髪を切った。





背中まで伸びた
ストレートの髪を
おかっぱに。
前髪も作った。
すーっごい久々。





童顔だから
髪型だけでも
大人っぽくしようと思って
ずっと伸ばしてたけど





やっぱり
あたしの顔には
こっちの方が
いい気がする。





早く
新しいあたしになりたい。
進みたい。





そう思えただけでも
一歩前進かなぁ。






だけどね、
やっぱり辛いんだよ。






何が辛いってね、






ふられたことじゃなくて
「やめよう」って
言われたことじゃなくて






明日も明後日も
かずちゃんが
そばにいないこと。






会える距離にいるのに
会えないこと。






かずちゃんは





あたしに会えなくて
寂しくないのかな。





あたしは





死ぬほど
寂しいよ。

大人になれば

2006年12月19日
あたしを心配して
美和が
誘ってくれた。




そういえば
最近
外出してなかった。





凍えるくらい寒いのに
もう春物が並んでた。
パステルカラーが
眩しかった。





「スカート買いなよ!
 気分変わるよ」





あたしは
いつもパンツだ。
スカートは
あんまり持ってない。





というか、
冬物は1枚だけ。





だってなんか
照れるじゃん。
スースーするし…。





でも気に入ったのを
試着してみたら
とても好評で。





美和も店員さんも
あたしの脚を
やたらと誉めてくれたけど。





こんな白くて
細っちいの、
どこがいいんだろう?
病人みたいだよ。





でも買っちゃった。
デニムのミニ。
ポケットから
花柄が見えるの。





可愛くて
見せたいって思った。





あの人に
可愛いって
言って欲しくなった。







たくさん買って
夜は居酒屋。
あたしも美和も
全く飲めないのにね。
今日は少しだけ、ね。





中学の思い出話して
すごく楽しかった。





あたしが落ち込むと
いつもこうやって
連れ出してくれる。





特別な言葉が
あるわけじゃないけど
美和が
傍にいてくれるだけで
あたしは笑顔になる。






帰り道
美和が
つぶやいた。






「なんで他の人じゃだめなんだろうね」








あたしたちが
子供だから
分かんないのかな。





ねぇ、かずちゃん?
久しぶりに
スーツを着た。




ヒールは持ってないから
マキに借りた。
すごいかっこいいやつ。
真っ白なウールのコートも
貸してくれた。





今日は発表の日。





この日のために
毎日遅くまで勉強して
徹夜した日もあった。
ここも開かなかったし。





会場には教授たちはもちろん
他大学の関係者たち、
企業の人、
先輩や後輩、友達
いろんな人が来た。





美和もマキも
小田切くんも健二くんも
両親も来てくれた。






だけどかずちゃんの姿は
どこにもなかった。






やめようと言われてから
あたしは毎晩泣いた。
昼間泣けない分、泣いた。





勉強や実験をしてると
気が紛れるから
ちょうど良かったかもしれない。





発表は
かなり緊張したけど
質問には答えられたし
自分で言うのもなんだけど
なかなか堂々としてた。





色んな方に誉めていただいて
マキなんて泣いてた(笑)






「あんたかっこよすぎるよー」






かっこいいなんて
普段言われないから
照れくさかったな。





あたしが毎日勉強してること
大切な人たちに知ってもらえて
すごくいい機会だった。






そこに
かずちゃんがいたなら
もっとよかったのに。







ほんとは期待してた。
ひょっこり現れて
「おつかれ!」って
声かけてくれると思ってた。






だけどやっぱり現れなくて







もうどうしていいか
わからない。
どうしたらいいの?






どうしたら
もう一度会えるの?






もう欲は言わないから
お願いだから
もう一度
あたしに
微笑んでください。

間違い

2006年12月13日
あたしは
間違いを
犯したのだろうか。






「やめよう」






あの日から
あの言葉が
頭から離れなくて。






やめる、の意味を
あたしは
分かってる。





いなくなるんでしょう?






嫌だ。
嫌だよ。
いなくならないで。






かずちゃんのいない
生活なんて
想像しただけで
怖い。







あの時





行かないでって
言いたかった。





でも
言えなかった。







かずちゃんの
あんな辛そうな顔
初めて見た。





苦しそうな声
初めて聞いたの。






だから
何も言えなかった。






ほんとの気持ちを
伝えられなくて
ずっと
苦しかったけど






伝えた今、
今までで
一番苦しい。







こんなはずじゃなかった。
「やめよう」なんて
想像してなかった。






あたしは
きっと
間違いを
犯してしまったんだね。

「やめよう」

2006年12月10日
日曜日に
家に
大量にあった
バナナを使って
ケーキを焼いた。




ケーキを焼くと
決まって
かずちゃんに
食べてもらう。





“好き”が
溢れたあの日から
一度も
会ってなくて





答えなんて
分かってる。
でも
かずちゃんの口から
聞きたくなくて。





だから
会うのが怖かった。
すごく。





結局
かずちゃんは
外出してて
かずちゃんのママに
包みを渡した。





ケーキと
手紙。





  今年の
  クリスマスプレゼントは
  【癒されるもの】です♪





どうしても
つながっていたくて
絆を
確かめたくて





短い文章だけど
一文字一文字に
願いを込めた。





だけど
連絡があったのは
翌日の夕方。





バイトの後に
駅まで
迎えにきてくれて
二人で
歩いて帰った。





顔が
全然見れなくて
会話もなくて
泣きそうで







「今まで気付かなくてごめん。」







家の前の公園に
さしかかったとき
かずちゃんが
つぶやいた。





すごい
罪悪感を
背負ってるよう。





「辛かっただろ?」と。

「許してな」と。





辛そうに
話す
愛しい人。







「ひなのこと、大切だけど
 応えられないんだ」







悲しかったけど
分かってたから
不思議と
落ち着いてた。






好きな気持ちを
伝えたかった。
ただそれだけだから
大丈夫。







家の前に着いて
笑顔で
バイバイって
言おうと思って。





また明日ねって
プレゼント楽しみって
おやすみって









そう言えると思ってた。











「ひなが、
 辛い思いをするなら
 もうやめよう。」








そう言って
振り向きもせず
帰って行った。







聞いたことのない
声だった。
あたしが
隠してきた想いを
あなたに
打ち明けることで




二人の関係は
変わるのだろうか。





くだらない電話だとか
楽しいメール、
休日の買い物や
突然のドライブ





そういう
二人の間にあった
ささやかな時間。





何かが
変わるのだろうか。





一夜明けて
あたしは
何も変わってなくて





眠たいし
お腹も空くし
笑うし
寒いし





心の中には
いつもかずちゃんがいる





何も変わらない。





だけど
かずちゃんに会ったら
どんな顔をすればいい?





かずちゃんは
どんな顔をする?





考えたこともなかった。






あたしたちの関係は
かずちゃんの態度は
あたしの想いは

やっと言えた

2006年12月7日
『好き。
 かずちゃんだけが
 ずっとずっと好きだの』








言葉と
涙になって






8年分の想いが
溢れてしまった。







笑顔で伝えるはずだった。
だけど涙が邪魔して
うまく笑えなかった。







かずちゃんは
ただただ驚いて
呆然としてた。








それでも
言ったことに
後悔はなかった。







やっと言えた。
大好き。

切ない気持ち

2006年12月5日
片思いの曲に
感情移入して
涙を落とす。





この8年間で
何度も繰り返してきた
切ない気持ち。





片思いしてる人は
きっと世界中に
溢れるほどいて。





あたしと
同じ想いを抱いて
同じように
涙する。





今日も
切ない歌が
熱い涙を誘った。




人を好きになるって
どうして
こんなに切ないの?






結局雨はみぞれまじり
苦笑いするしかなく


もしも雪なら 雪になったら
諦めないって 密かに賭けてた


この想いはこのまま
溶けて消えてくだけ

そばにいて

2006年12月4日
風邪ひきました。
土日は
寝込んで
バイトもお休み。




かずちゃんは
2日連続
お見舞いにきてくれた。





土曜日は、シュークリーム。
日曜日は、ミルクレープ。





どっちも
あたしが大好きな
カフェとケーキ屋さん。
だけど
遠いから
たくさんは行けなくて。





だから嬉しかった。
あたしのために
わざわざ
遠い所まで
出向いてくれたのかと思うと。





ベッドから
起き上がれないでいると
おでこをなでて





「お前ほんと赤ちゃんみたいだな」





って微笑んだ。





だめだ。
あたしは
その笑顔に、弱い。
胸が苦しくなった。





好きだよ。
こんなに好きなの、
おでこからでも
伝わるかな?





かずちゃんは
すぐ帰ろうとして。





でも
まだ一緒にいたかった。
あたしの部屋
二人っきりで
そばにいてほしかった。





「帰らないで…」






気付いたら
そう言ってて





かずちゃんは
少し驚いた顔をしたけど
また微笑んで
また
そばにいてくれた。





子供の頃の話を
久しぶりに、した。





かずちゃんの後ろを
ちょこまかと
くっついてまわってたな。





かずちゃんは
あたしのお兄ちゃんだって
勘違いしてたんだっけ。





懐かしい話に
二人で笑いながら
あたしは
ひっそりと
幸せを噛み締めていた。





二人っきりで
ここにいる。
時が止まればいいのに、と
夢みたいなこと
考えた。





だけど気がつくと
あたしは眠っていて
起きたら
もう
かずちゃんはいなかった。





さみしいよぉ。
さみしいよぉ。





好きすぎて
苦しいよぉ。





行かないで…。

どんな姿でも

2006年12月1日
いつもの時間に
いつもの場所で
いつものように
電車を待っていた。





「あの…
 今いいですか?」





振り向くと
同い年くらいの
男の人。






「いつもここ、いるよね?
 おれずっと見てて…
 一目惚れしました」






自分の目が
まん丸なのが
分かった。





そんな…
ナンパならまだしも、
知らない人に
告白されるなんて!






『付き合ってる人いるんで…』






また嘘ついちゃった。






ちょうど
電車がきたから
逃げるように
乗って





恥ずかしかった…。
知り合いに見られてないかな。








一目惚れって
不思議だ。





だって
その人のこと
何にも知らないで
好きになるなんて
あたしには
考えられないよ。





もしも
性格の悪い人だったら
どうするんだろう?
それでも好きなの?





あたしは
もしも
かずちゃんが
すっごい不細工で
背も低くて
太っていて
全っ然かっこよくなくても





中身が
かずちゃんのままなら
絶対好きだ。





どんな外見でも
愛しい人には変わりない。






誰がなんと言おうと
あたしは
あの人が好き。
好きなんだよ。







最近気付いたけど、
あたしの日記のほとんどが
“かずちゃんが好き”で
締めくくってる…。





もっと
上手く
文を書きたいけど





あたしの心は
かずちゃんでいっぱいだから
それ以外出てこないんだよ。
困ったなぁ。

プレゼント

2006年11月30日
オレンジと
ピンクと
白の
毛糸で編んだ
手袋。





去年の
かずちゃんからの
クリスマスプレゼント。





「ひなカラーだろ」





あなたの中で
あたしは
こんな色をしてるのね。





今年もまた
お世話になります。





かずちゃんとあたしは
毎年決まって
誕生日とクリスマスは
プレゼント交換をする。





毎年二人で
テーマを決める。
去年は“暖かい物”。
一昨年は“一点物”。





今年のテーマは何だろう?
何をくれるのかな。





彼女には
何をあげるのかな。
当日は
どうやって過ごすのかな。






あたしも一緒に過ごしたい。






“聖なる夜を 愛しい人と”






毎年変わらず
一番欲しいもの。

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